現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年6月13日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
5 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
6 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
7 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
8 | 梔子の実の熟しをり法の庭 |
9 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
10 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 浮草の流浪はじまるいま日の出 |
13 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
14 | 滴りの光や誰のものでもなく |
15 | 何物が蛾を装ひて入り来るや |
16 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
17 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
18 | 擬宝珠の花散り尽し一揆村 |
19 | トマト薄く切って危うき日本なり |
20 | 出口なき穴の入口栗の花 |
21 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
22 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
23 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
24 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
25 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
26 | 短日の梢微塵にくれにけり |
27 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
28 | 美しき緑走れり夏料理 |
29 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
30 | 鷹の巣や太虚に澄める日一つ |
31 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
32 | うしろ姿の時雨てゆくか |
33 | 運ばむと四枚屏風に抱きつきぬ |
34 | コソボ停戦その朝刊の梅雨湿り |
35 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
36 | 朽舟の浮く水際に半夏生草 |
37 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
38 | 蝉鳴いてどーんとせばまる死の歩幅 |
39 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
40 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
41 | 天上も淋しからんに燕子花 |
42 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
43 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
44 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
45 | 死にし人別れし人や遠花火 |
46 | あやとりの橋を渡って冬に入る |
47 | あめんぼと雨とあめんぼと雨と |
48 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
49 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
50 | 雨意の風曳きて乱るる蟻の列 |
2024年9月22日 10時37分更新(随時更新中)