現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年1月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
2 | 梵妻を恋ふ乞食あり烏瓜 |
3 | 彼一語我一語秋深みかも |
4 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
5 | 脳天の寒灸ぬける尻の穴 |
6 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
7 | 寂しさを募らせるごと枯銀杏 |
8 | 脳卒中のためタンポポが敷いてある |
9 | 三越に転げ込んだる雹の玉 |
10 | 星空へ店より林檎あふれをり |
11 | 元旦や暗き空より風が吹く |
12 | オリオンの盾新しき年に入る |
13 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
14 | あかねさす近江の国の飾臼 |
15 | 座敷わらし居ると思えば居る秋日 |
16 | 寒むや吾がかなしき妻を子にかへす |
17 | いきいきと死んでゐるなり水中花 |
18 | 凍空に太陽三個死は一個 |
19 | たましいの一滴伸ばし伸ばし冬 |
20 | ふはふはのふくろうの子のふかれをり |
21 | 月明をありく彼方の死して見ゆ |
22 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
23 | 秋來ぬとサフアイア色の小鰺買ふ |
24 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
25 | またここへ戻ると萩に杖を置く |
26 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
27 | 火はわが胸中にあり寒椿 |
28 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
29 | 宵闇をながめわたせる忿怒仏 |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | 去年今年貫く棒の如きもの |
32 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
33 | 春を待つこころに鳥がゐてうごく |
34 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
35 | 重ね着の中に女のはだかあり |
36 | 雪の峰しづかに春ののぼりゆく |
37 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
38 | 友葬る花八つ手より淡く群れ |
39 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
40 | 絨毯は空を飛ばねど妻を乗す |
41 | 餅まきへ人走り出す初詣 |
42 | 今日立ちし稲架の匂へる夜の雨 |
43 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
44 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
45 | 耳塚の前ひろびろと師走かな |
46 | 傾いてゐる私と寒銀河 |
47 | さくら咲く山河に生まれ短気なり |
48 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
49 | 膝に来て模様に満ちて春着の子 |
50 | 春の灯や女は持たぬのどぼとけ |
2024年4月23日 16時58分更新(随時更新中)