現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年11月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
3 | 凩や海に夕日を吹き落す |
4 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
5 | 車掌のうしろ見えては雨の市電過ぐ |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
8 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
9 | 網戸微風嗚呼恍惚の父睡り |
10 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
11 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
12 | 東京にでなくていい日鷦鷯 |
13 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
14 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
15 | 水枕ガバリと寒い海がある |
16 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
17 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
18 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
19 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
20 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
21 | 去年今年貫く棒の如きもの |
22 | 浜焚火男の指に絆創膏 |
23 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
24 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
25 | さり気なく外すピアスや憂国忌 |
26 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
27 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
28 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
29 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
30 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
31 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
32 | 分け入つても分け入つても青い山 |
33 | 柊の花一本の香りかな |
34 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
35 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
36 | この道の富士になりゆく芒かな |
37 | 暗室より水の音する母の情事 |
38 | 朧夜の面影橋を渡りけり |
39 | 月光に深雪の創のかくれなし |
40 | 隆々と一流木の焚火かな |
41 | 雪片のつれ立ちてくる深空かな |
42 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
43 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
44 | 一葉忌厨の隅のマッチ箱 |
45 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
46 | ものの種にぎればいのちひしめける |
47 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
48 | 寝て起きて色即是空風花す |
49 | 紙漉きのひととゆびきりきれるまで |
50 | 白馬を少女瀆れて下りにけむ |
2024年4月25日 14時08分更新(随時更新中)