現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年6月13日のデイリーキーワードランキング
1 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
2 | 未来図は直線多し早稲の花 |
3 | 父恋えばぽんぽん鳥やらばくち鳥 |
4 | 夕波のさねさし相模初つばめ |
5 | 月のもの代る代るに梅雨家族 |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | 丸餅や冷たくされて拝まれる |
8 | 東山回して鉾を回しけり |
9 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
10 | モンゴロイド日暮れの葱を抜いている |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
13 | 父在らば何を蒔くらむ穀雨の日 |
14 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
15 | 試走車の色鮮やかに夏来る |
16 | 大寺の月の柱の影に入る |
17 | 妙見の今あきらかに霧のひま |
18 | ねんねこもスカートも膝頭まで |
19 | 明滅の滅はほたるの愛の闇 |
20 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
21 | 三叉路の一つは海へ青胡桃 |
22 | 海に出て木枯帰るところなし |
23 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
24 | 思惟仏の琴線に触れ一葉散る |
25 | 梅雨じめりどうにもならぬ己れがある |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
28 | 我を撃つ敵と劫暑を倶にせる |
29 | 青田風入るる晝餉の通し土間 |
30 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
31 | 鶏の肉食ひて師走の雲ばかり |
32 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
33 | 錆釘のいきなり曲るから寒い |
34 | ああ小春我等涎し涙して |
35 | 蜜柑ひとつを三人で食ふ夜中の杉 |
36 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
37 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
38 | どの熊もまじめに真顔で撃たれけり |
39 | 手足あることの暗さを衣被 |
40 | 春の雪ふる女はまことうつくしい |
41 | 不覚にも美女と呼ばれし亀鳴きぬ |
42 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
43 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
44 | うかうかと我門過る月夜かな |
45 | 牡丹百二百三百門一つ |
46 | 新涼や木道渉る音つつぬけ |
47 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
48 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
49 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
50 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2024年4月18日 11時22分更新(随時更新中)