現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年10月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 順不同とは人の死よ零余子飯 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
4 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
5 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
6 | 夏草やかあちやんのためならえんやこら |
7 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 分け入つても分け入つても青い山 |
10 | 草二本だけ生えてゐる時間 |
11 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
12 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
13 | 新玉の雫のごとく城ケ島 |
14 | 黄蝶に促される体土弄り |
15 | 雪残る頂き一つ国境 |
16 | 雨音のかむさりにけり虫の宿 |
17 | ちるさくら海あをければ海へちる |
18 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
19 | 銀杏散る童男童女ひざまづき |
20 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
21 | あをあをと空を残して蝶分れ |
22 | 表札に隷書の雅号七変化 |
23 | 秋惜しむ朝から雨と農日誌 |
24 | 奉公にゆく誰彼や海蠃廻し |
25 | 鉄を食ふ鉄バクテリア鉄の中 |
26 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
27 | 椎茸を干して足腰強くなる |
28 | 運動会少女の腿の百聖し |
29 | 帯の鈴聞こえ鮟鱇鍋来たる |
30 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
31 | 月明の一痕としてわが歩む |
32 | 眞赤に塗つて日暮れ手洗う塗裝工 |
33 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
34 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
35 | 読み耽ける一握の砂春炬燵 |
36 | 柊の花の香りや真珠婚 |
37 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
38 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
39 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
40 | 力行の範たる蟻をつぶしけり |
41 | 刈田群告白すべき日の出来る |
42 | 郭公や国の真洞は夕茜 |
43 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
44 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
45 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
46 | 葉桜や働く人とすれちがふ |
47 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
48 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
49 | 隙間風十二神将みな怒る |
50 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
2024年9月26日 17時17分更新(随時更新中)