現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年9月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
3 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
4 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
5 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
6 | この道しかない春の雪ふる |
7 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
8 | あの世ってどんなとこかな花野行く |
9 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
10 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
11 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
12 | 帰らなんいざ草の庵は春の風 をやめる) |
13 | 変哲という気楽さや鰯雲 |
14 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
15 | つばな抱く娘に朗朗と馬が来る |
16 | 髭跳ねる昇龍のごと滝飛沫く |
17 | しらぬまにつもりし雪のふかさかな |
18 | 日を追わぬ大向日葵となりにけり |
19 | 手花火を命継ぐ如燃やすなり |
20 | 少年や六十年後の春の如し |
21 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
22 | 水洟のほとけにちかくなられけり |
23 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
24 | 月夜の葦が折れとる |
25 | 揺れてゐる影だんだんに冬の蝶 |
26 | 長き長き春暁の貨車なつかしき |
27 | あきくさをごつたにつかね供へけり |
28 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
29 | 牡丹の柔らかきかなふくらはぎ |
30 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
31 | まつりごとみだれて夏の石女たち |
32 | アオザイの歩めば天女めく素足 |
33 | 大落暉今に点火の枯すすき |
34 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
35 | 少年のたてがみそよぐ銀河の橇 |
36 | もらい泣き多くなりしや十二月 |
37 | 海遠し遠しと蟬は伝言す |
38 | 余り苗平家の墓に供へけり |
39 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
40 | 宵闇やわれより熱き犬の胸 |
41 | 偕老とともに消えたり夏柳 |
42 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
43 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
44 | 理科室の小さき腑分けや青蛙 |
45 | 母の兄母に凭れて梅を見に |
46 | 諍ひのあとの淋しき彼岸寒 |
47 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
48 | 魂も乳房も秋は腕のなか |
49 | 拳骨に花を持たせて桜かな |
50 | ひとひらの雪となるまで祈りけり |
2025年8月28日 14時46分更新(随時更新中)