現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年11月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
3 | 凩や海に夕日を吹き落す |
4 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
5 | ものの種にぎればいのちひしめける |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
8 | 紙つまる勤労感謝の日のFAX |
9 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | しらぎくの夕影ふくみそめしかな |
12 | 指ではね喪服に付きし草じらみ |
13 | 小諸なる古城に摘みて濃き菫 |
14 | 長濤を以て音なし夏の海 |
15 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
16 | 貝塚のはるかなる声冬日和 |
17 | 手に受けし初雪すぐに消えにけり |
18 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
19 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
20 | たらたらと日が真赤ぞよ大根引 |
21 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
22 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
23 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
24 | 雪の降る遠き世赤く燃えてをり |
25 | 水澄みて四方に関ある甲斐の国 |
26 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
27 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
28 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
29 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
30 | 炎昼の鰐乾きたる海戦図 |
31 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
32 | 呪文とけ冬日の亀が歩き出す |
33 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
34 | 三の酉おかめの笑みで四十路で |
35 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
36 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
37 | うこん桜緑の手毬つくは誰 |
38 | わが影の吹かれて長き枯野かな |
39 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
40 | 庭いじり冬眠の虫揺り起こす |
41 | 少年のつむじをなぞる夏休み |
42 | 七日はや煤によごれし軒雀 |
43 | 宝船皺寄つてゐる目覚めかな |
44 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
45 | 山陰のフルムーン旅なごり雪 |
46 | 卵割るように銀河を渡りけり |
47 | 折鶴をひらけばいちまいの朧 |
48 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
49 | 石蕗日和聞きわけている鳥の声 |
50 | 柊の花一本の香りかな |
2024年9月20日 15時33分更新(随時更新中)