現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 六月の女すわれる荒筵 |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
6 | 水枕ガバリと寒い海がある |
7 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
8 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
9 | 秋山の襞を見てゐる別れかな |
10 | 火の山の裾に夏帽振る別れ |
11 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
12 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | かぶら蒸し忘れてはるか人の肌 |
15 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
16 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
17 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
18 | 寒波急日本は細くなりしまま |
19 | 柿落葉裸晒せし実の火照り |
20 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
21 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
22 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
23 | ものの種にぎればいのちひしめける |
24 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
25 | せきをしてもひとり |
26 | 雁渡し北見青透く薄荷飴 |
27 | 秋の波志海苔古錢の中来たり |
28 | 新聞を束ねて重し年送る |
29 | 飛び飛びの空き家に灯り夏まつり |
30 | さびしさは木をつむあそびつもる雪 |
31 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
32 | 草枯や海士が墓皆海を向く |
33 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
34 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
35 | 徳利の口まつくらや稲穂波 |
36 | 零余子飯今言うことを忘れたり |
37 | 蛤に雀の斑あり哀れかな |
38 | 沢蟹の歩の乱れがちこぼれ萩 |
39 | 曼陀羅の地獄極楽時雨たり |
40 | 古暦水はくらきを流れけり |
41 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
42 | 芋の露連山影を正しうす |
43 | この道の富士になりゆく芒かな |
44 | 羅や人悲します恋をして |
45 | たらちねの母の乳房や布袋草 |
46 | お悔やみに言いそびれたる忘れ花 |
47 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
48 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
49 | 月夜の葦が折れとる |
50 | どこまでも日高見の晴れ鳥渡る |
2024年9月20日 10時47分更新(随時更新中)