現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年5月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
2 | 芋の露連山影を正しうす |
3 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 入れものが無い両手で受ける |
6 | 舟一つたゆたふ湖や春がすみ |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
9 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
10 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 星空へ店より林檎あふれをり |
13 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
14 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
15 | 山赤くひだるき草と歩くなり |
16 | 人体冷えて東北白い花盛り |
17 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
18 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
19 | 冬の水一枝の影も欺かず |
20 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
21 | 露けさに眠るも僧となりしより |
22 | 新緑と深緑の間のラブレター |
23 | 分け入つても分け入つても青い山 |
24 | 菫程な小さき人に生れたし |
25 | お手玉からこぼれる小豆一茶の忌 |
26 | うすぐもり都のすみれ咲きにけり |
27 | ある街の木瓜の肉色頭を去らず |
28 | 天上も淋しからんに燕子花 |
29 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
30 | 友に恋われに税くる蕗の雨 |
31 | この峡の水を醸して桃の花 |
32 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
33 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
34 | 麦秋をまた歩き出す万歩計 |
35 | 牡丹の花の一つや通り雨 |
36 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
37 | 吹雪く知床裏山に鷲生る木 |
38 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
39 | 栴檀の花の下にて語り合う |
40 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
41 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
42 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
43 | さわさわと女神の濯ぎ青葉騒 |
44 | 重ね着の中に女のはだかあり |
45 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
46 | 衣更え両手淋しき夜となりぬ |
47 | 前世は悍馬なりけり黒揚羽 |
48 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
49 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
50 | 新茶汲むいつもの夫婦茶碗かな |
2024年9月23日 08時04分更新(随時更新中)