現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年5月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
5 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
6 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
7 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
8 | 黄砂かも西に戦の続きおり |
9 | ちるさくら海あをければ海へちる |
10 | せきをしてもひとり |
11 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
12 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
13 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
14 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
15 | 舞姫はリラの花よりも濃くにほふ |
16 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
17 | 仏像の事典みつけし涼新た |
18 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
19 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
20 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
21 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
22 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
23 | 大干潟みち潮尚もつづきおり |
24 | 寝床まで月を入れ寝るとする |
25 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
26 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
27 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
28 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
29 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
30 | 雪形の代馬夜毎沢下る |
31 | 火の奥に牡丹崩るるさまを見つ |
32 | 清明や街道の松高く立つ |
33 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
34 | 雨だれのリズムで刻むキャベツかな |
35 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
36 | 古都緑玲瓏の苑眩しけれ |
37 | 古茶新茶語らふ人も無きままに |
38 | 冬の日のなほあたたかな時を病む |
39 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
40 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
41 | つくつくし縁側に置く回覧板 |
42 | われは恋ひきみは晩霞を告げわたる |
43 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
44 | 考える人は考え昭和の日 |
45 | ものの芽のほぐるる先の光りをり |
46 | 綿雲の行く先告げず日の短か |
47 | 枯山の月今昔を照らしゐる |
48 | 枯野はも縁の下までつづきをり |
49 | 霜柱俳句は切字響きけり |
50 | 雪山の滑降われにもありたる日 |
2024年9月23日 20時00分更新(随時更新中)