現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年10月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
4 | もの置けばそこに生れぬ秋の蔭 |
5 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
6 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
7 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
8 | 転勤の噂小耳に木の根明く |
9 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
10 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
11 | 千年の留守に瀑布を掛けておく |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | もみづるや日暮の昏さとも違ふ |
14 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
15 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
16 | あすはかへらうさくらちるちつてくる |
17 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
18 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
19 | 野葡萄や村に一基の女人塚 |
20 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
21 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
22 | 帰るのはそこ晩秋の大きな木 |
23 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
24 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
25 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
26 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
27 | 冬の水一枝の影も欺かず |
28 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
29 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
30 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
31 | 雪残る頂き一つ国境 |
32 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
33 | 銀漢や出雲廃駅風が発つ |
34 | 置き去りの偽扉にぶつかる穴まどい |
35 | 鰯雲この一族の大移動 |
36 | 人体冷えて東北白い花盛り |
37 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
38 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
39 | 春や昔十五万石の城下哉 |
40 | 今生は病む生なりき烏頭 |
41 | 一日を粗削りして十二月 |
42 | 赭土を殺し亥の子の遊びせむ |
43 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
44 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
45 | 樹を抱けば樹に暖みありもがり笛 |
46 | 分け入つても分け入つても青い山 |
47 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
48 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
49 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
50 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
2024年9月27日 02時41分更新(随時更新中)