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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2013年4月2日のデイリーキーワードランキング

1

散らし雨遅咲き桜満開に
2

きらわれているとも知らず杉の花
3

空をはさむ蟹死にをるや雲の峰
4

住む人もしだれ桜も永らえる
5

月花のあそびを描く屏風かな
6

淋しさにまた銅鑼うつや鹿火屋守
7

睦ごとはこのごろとんと桜餅
8

ふるさとの空摘みあます花林檎
9

牡丹百二百三百門一つ
10

夏惜しむ岩場に残る潮だまり
11

雨音の春となりゆく木綿針
12

我が声の吹き戻さるる野分かな
13

俳人は歩き画人は座る春
14

紺碧の空全開に流氷来
15

荒海の沖に日矢さす多喜二の忌
16

喫泉に口あまやかす雪のなか
17

夕桜あの家この家に琴鳴りて
18

母と寝る一夜豊かに虫の声
19

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
20

凍港や旧露の街はありとのみ
21

謎解けるまでのめり込む雪柳
22

まさをなる空よりしだれざくらかな
23

白日は我が霊なりし落葉かな
24

永き日や欠伸うつして別れ行く
25

三月やモナリザを売る石畳
26

花筏行きとどまりて夕日溜む
27

サーカス来杉菜の尖の雨の粒
28

庭隅の転がる風船眠たがり
29

晩年の茂吉がそこに翁草
30

情愛に糊しろ五ミリ松納
31

清明や余生余命の計られず
32

産直の少女のような苺食む
33

病む母の薄眼に満ちて花万朶
34

春の夢あまたの橋をわたるかな
35

春の蝉迷ひゐしこと目覚めさす
36

咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃
37

仕る手に笛もなし古雛
38

傷舐めて母は全能桃の花
39

濡髪のままに出でゆく春の闇
40

茎立ちて譜面台高く高くする
41

口あけて鯉は悠々花粉症
42

鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ
43

花韮やいつもつましき母なりし
44

一人静燃え尽きるまで絵蝋燭
45

大空に羽子の白妙とどまれり
46

夕方はなんの懐しさか山吹
47

海に青雲生き死に言わず生きんとのみ
48

週末は朝寝している冬林檎
49

思惟仏の夢ぽっかりと玉の春
50

入院の夫に春眠忘れけり


2024年9月21日 20時38分更新(随時更新中)
 

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