現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年12月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 正眼にステッキ構へ大枯野 |
3 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
4 | 南吹くもうひとつ心臓が欲しい |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
7 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 水枕ガバリと寒い海がある |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
12 | 老鴬や珠のごとくに一湖あり |
13 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
14 | 衣更へ逢魔が刻も華やげる |
15 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
16 | 花の夜は銀の鱗をもて逢はむ |
17 | 灯を消すやこころ崖なす月の前 |
18 | 咳をしても一人 |
19 | 一樹にして森なせりけり百千鳥 |
20 | せきをしてもひとり |
21 | 露の幹静かに蝉の歩きをり |
22 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
23 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
24 | 一芸と言ふべし鴨の骨叩く |
25 | 機関車の切り離されて雪しまく |
26 | をみならも涼しきときは遠を見る |
27 | 侘助の透ける白さやいとほしく |
28 | 菊日和付かず離れず添ふ八十路 |
29 | 神慮今鳩をたたしむ初詣 |
30 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
31 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
32 | 夜鳴そば北極星の座す地なる |
33 | 春の山らくだのごとくならびけり |
34 | 身めぐりを雪だか蝶だか日暮まで |
35 | 残響のチェロにふさわし冬林檎 |
36 | 卒園劇の泥棒歌う胸張って |
37 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
38 | わからぬ句好きなわかる句ももすもも |
39 | 金星のまたたき釣瓶落しかな |
40 | たんぽぽや長江濁るとこしなへ |
41 | 独り居の夕べ大根厚く切る |
42 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
43 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
44 | これやこの冬三日月の鋭きひかり |
45 | 一人居は旅の気易さ枯野光 |
46 | さくらしべ降る歳月の上にかな |
47 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
48 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
49 | 腸に春滴るや粥の味 |
50 | 納め句座切字が人の和を結ぶ |
2024年4月26日 19時58分更新(随時更新中)