現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年6月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
3 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
4 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
7 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | ものの種にぎればいのちひしめける |
10 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
11 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
12 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
13 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
14 | 入れものが無い両手で受ける |
15 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
16 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
17 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
18 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
19 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
20 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
21 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
22 | 螢獲て少年の指みどりなり |
23 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
24 | 牡丹百二百三百門一つ |
25 | 鮭五郎はなしの種に食べてみる |
26 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
27 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
28 | 地球儀の海が傾く日雷 |
29 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
30 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
31 | 一日もの云はず蝶の影さす |
32 | 蟇瓦礫の奥で哭く |
33 | 飯噴いてあなたこなたで倒れる犀 |
34 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
35 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
36 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
37 | 雪晴れてわが冬帽の蒼さかな |
38 | おそるべき君等の乳房夏来る |
39 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
40 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
41 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
42 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
43 | 部屋広ぐメロン一口香りけり |
44 | 地球儀のさらに傾く冬の雷 |
45 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
46 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
47 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
48 | そよぐほかなし山繭をたまわりて |
49 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
50 | 芋の露連山影を正しうす |
2025年9月2日 18時49分更新(随時更新中)