現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
2 | 柊の花一本の香りかな |
3 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
4 | コーヒー店永遠に在り秋の雨 |
5 | 一拍を置く雷鳴の想い入れ |
6 | 浴衣着て少女の乳房高からず |
7 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
8 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
9 | あちこちにおひとりさま揺れ波の花 |
10 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
11 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
12 | 燃えさかるほどに裸体をさらす炎 |
13 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
14 | 全集の濃き藍色や草城忌 |
15 | 人体冷えて東北白い花盛り |
16 | 頬骨の出るまで歩き菜の花忌 |
17 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
20 | 初蝶の残像脳をひと廻り |
21 | 苗代に月の曇れる夜振かな |
22 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
23 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
24 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
25 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
26 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
27 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
28 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
29 | ものの種にぎればいのちひしめける |
30 | 雀来て小首かしげる鳥威し |
31 | 彼岸会の車箪笥の環鳴らす |
32 | 擦り寄りし犬の鼻先寒落暉 |
33 | 夜業せり春暁重き身体かな |
34 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
35 | せりせりと薄氷杖のなすままに |
36 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
37 | 蟬の穴ありしみじみと踝あり |
38 | 方丈の大庇より春の蝶 |
39 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
40 | 鳴くならば満月になけほととぎす |
41 | 水枕ガバリと寒い海がある |
42 | 吹溜る路傍の落葉老ひゆく眼 |
43 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
44 | 座敷から月夜へ輪ゴム飛ばしけり |
45 | 夕立や古りし宿場の大橋屋 |
46 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
47 | 玻璃ごしにさ揺るる青葉七七忌 |
48 | 初午やはたと閉ざせし鮮魚店 |
49 | 師に吉報春立つ白の雨飾山 |
50 | ふくろうに聞け快楽のことならば |
2025年8月29日 06時02分更新(随時更新中)