現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年4月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 祝祭の花火消えゆく造影剤 |
2 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
3 | チューリップ花びら外れかけてをり |
4 | 廃校の母校の桜吹雪かな |
5 | 機銃噴く阿蘇に伏せたり草いきれ |
6 | 初剃や百面相の吾が顔を |
7 | あさきゆめとみしはごまの花なのか |
8 | 老鴬や珠のごとくに一湖あり |
9 | おひねりにして空蟬をもち帰る |
10 | 霧ごめる水牢の水澄みすぎる |
11 | 母の座に母の影在る春炬燵 |
12 | ふるさとは無言に満ちて青田風 |
13 | 納得のいくまで伸びる葱坊主 |
14 | 沙河にゆきたし六月私は小馬 |
15 | 裏町の泥かがやけりクリスマス |
16 | 歳時記は疲れています花は葉に |
17 | 東京都多摩市啄木鳥来てつつく |
18 | くつさめや車窓の我と目の合ひぬ |
19 | 一の橋二の橋ほたるふぶきけり |
20 | 今日ばかり花も時雨よ西行忌 |
21 | 戦あり春満月の昇りくる |
22 | さかのぼる川波の耀り鮎料理 |
23 | 霜くすべいまだに親に養はれ |
24 | 満月の雲脱ぐときに居合はせて |
25 | 五月なかばの鉛の空母しんと浮く |
26 | 霜の花ひらくが如く逝き給う |
27 | 海に出て木枯帰るところなし |
28 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
29 | 抜けて来て一言もらす隙間風 |
30 | 母在りし夕べ偲べり冬至粥 |
31 | 寒鮒の煮くづれて目玉こぼしけり |
32 | 海山のあわいに炎はつなつや |
33 | 春の星こんなに人が死んだのか |
34 | 箸置きに涼しく箸の横たはる |
35 | 住吉にすみなす空は花火かな |
36 | どれほどの雲の冷たさ盆の月 |
37 | 失うも得るもこの世の沙羅の花 |
38 | 森閑と枯れて虚空に風を飼う |
39 | 桜貝拾ふからだのメロディに |
40 | 暗きより出でしちちろを暗きに追ふ |
41 | 初ひばり胸の奥處といふ言葉 |
42 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
43 | 一煎や曇り床几の桜もち |
44 | 群に入る目高素早く幸福に |
45 | 石炭を口あけ見惚れ旅すすむ |
46 | クロッカス黄色まず咲き佳き世であれ |
47 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
48 | あちこちにふえし才女や葱坊主 |
49 | 雲と蝗しづかな軽さ比べあふ |
50 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
2024年9月24日 22時42分更新(随時更新中)