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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2021年1月28日のデイリーキーワードランキング

1

螢籠昏ければ揺り炎えたたす
2

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
3

ある夜月に富士大形の寒さかな
4

マフラーを首のかたちのままに貸す
5

一切の行蔵寒にある思ひ
6

梅二月ひかりは風とともにあり
7

臘梅の黄を流しては香を放つ
8

夏の海水兵ひとり紛失す
9

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
10

夜を帰る枯野や北斗鉾立ちに
11

間髪を入れずして年改まる
12

あえかなる薔薇撰りをれば春の雷
13

雪の原犬沈没し躍り出づ
14

冬耕の土裏返す雀どち
15

あえかなる虹秋天に昇華せり
16

夕浅間向日葵は黄を強く放つ
17

鰯雲人に告ぐべきことならず
18

大空に又わき出でし小鳥かな
19

乙鳥はまぶしき鳥となりにけり
20

月光ほろほろ風鈴に戯れ
21

墓のうらに廻る
22

勇気こそ地の塩なれや梅真白
23

俺に是非を説くな激しき雪が好き
24

福耳と言はれ貧乏山笑ふ
25

探梅やみささぎどころたもとほり
26

しんしんと肺碧きまで海の旅
27

海に出て木枯帰るところなし
28

屈原の詩朗々と冬の月
29

算術の少年しのび泣けり夏
30

六月の女上手に蟹食べし
31

親よりも白き羊や今朝の秋
32

吊橋や百歩の宙の秋の風
33

をさなごのひとさしゆびにかかる虹
34

猫の耳吹いてゐるなり落第子
35

燃ゆる頬花よりおこす誕生日
36

降る雪や 明治は遠くなりにけり
37

早春の飛鳥陽石蒼古たり
38

味噌汁の湯気を小春の吸ひにけり
39

早乙女のひかり集めてゐたりけり
40

水仙や古鏡の如く花をかかぐ
41

冴返るとは取り落とすものの音
42

炎天こそすなはち永遠の草田男忌
43

船窓を醜の魚過ぎ目覚め荒し
44

から松は淋しき木なり赤蜻蛉
45

凧の空微塵もなかりふるさとは
46

うすぎぬの雲飛ぶ会議のねむたい耳
47

鵙猛り柿祭壇のごとくなり
48

籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡
49

埼玉にあたま直しに秋の風
50

若き鮎焼かれしあとの歯を見せて


2024年4月24日 09時12分更新(随時更新中)
 

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