現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年7月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
5 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
6 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | リハビリの妻を叱咤す春一番 |
9 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
10 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
11 | せきをしてもひとり |
12 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
13 | 重ね着の中に女のはだかあり |
14 | 青風や双頭蓮は揺れつつも |
15 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
16 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
17 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
18 | 星空へ店より林檎あふれをり |
19 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
20 | 九州で台風なぜか右折する |
21 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
22 | 打ち明けてより風鈴の音の変わる |
23 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
24 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
25 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
26 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
27 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
28 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
29 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
30 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
31 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
32 | 入れものが無い両手で受ける |
33 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
34 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
35 | 走らねばてのひら冥し秋の水 |
36 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
37 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
38 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
39 | 夏山の大木倒す谺かな |
40 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
41 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
42 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
43 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
44 | ライオンは寝てゐるわれは氷菓嘗む |
45 | 夏山のうしろより入る伯耆かな |
46 | 箱庭の添景となる寺に住む |
47 | ビールの泡恐ろしきこと考へる |
48 | あをあをと空を残して蝶分れ |
49 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
50 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
2024年9月23日 21時25分更新(随時更新中)