現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年3月2日のデイリーキーワードランキング
1 | はくれんの花に打ち身のありしあと |
2 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
3 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
4 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
5 | 露の中万相うごく子の寝息 |
6 | はくれんは雲ひとつなき宴かな |
7 | 神様の楽書として自分を全うしよう |
8 | 去年今年うしろ姿の厨妻 |
9 | 百幹の青そそり立つ竹の秋 |
10 | 校訓やらホルマリン漬やら秋暑し |
11 | 陽炎の太き動悸をみておりぬ |
12 | 仕る手に笛もなし古雛 |
13 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
14 | 方丈の大庇より春の蝶 |
15 | 歳月は雛のうしろに置いてある |
16 | 海から誕生光る水着に肉つまり |
17 | 男娼は砂で五感を磨くなり |
18 | ふはふはのふくろうの子のふかれをり |
19 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
20 | 五月くる綻び何の軽さかな |
21 | 庭隅の幹に日のある二日かな |
22 | 酒の肴は句敵の悪口 泡噴くビール |
23 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
24 | 木葉髪文芸永く欺きぬ |
25 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
26 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
27 | 波の秀の高きに崩れ花の昼 |
28 | 探梅やみささぎどころたもとほり |
29 | 知るかぎり道は曲りて夏落暉 |
30 | 古稀といふ春風にをる齢かな |
31 | 笠へぽつとり椿だつた |
32 | 春すでに高嶺未婚のつばくらめ |
33 | 百幹に触れて忘れぬ花のいろ |
34 | 既知未知の人生燈火親しけれ |
35 | 僧ひとりゆくに穂芒ふきわかれ |
36 | 地の春に水の絶景はじまりぬ |
37 | 鮎食うて月もさすがの奥三河 |
38 | パンジーに強き風来る門司港 |
39 | 虹ひらくこの世にひとり子を遺す |
40 | ひまはりの哄笑を聴けかつ戦へ |
41 | 佐保姫をゑがく青墨もとめけり |
42 | たまゆらの命惜しめと銀杏散る |
43 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
44 | 我庭の良夜の薄湧く如し |
45 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
46 | かの鷹に風と名づけて飼ひ殺す |
47 | 飾らるる葵あくまで黒き牛に |
48 | 指ぬきを外さぬ母や日向ぼこ |
49 | 寒鯉はしづかなるかな鰭を垂れ |
50 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
2024年4月27日 16時09分更新(随時更新中)