現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年2月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
2 | 柔肌の内なる滾り雨水かな |
3 | 浮標灯冬から春へ点滅す |
4 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
5 | 父も又早世の人獺祭忌 |
6 | 笹鳴に逢ひたき人のあるにはある |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
9 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
10 | 湯豆腐や死後に褒められようと思ふ |
11 | 探梅や遠き昔の汽車にのり |
12 | 顳顬に溜まる言葉や寒波くる |
13 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
14 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
15 | 獺祭忌悪人虚子を敬ひて |
16 | 野球盤に子等夢中なり獺祭忌 |
17 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
18 | 寒翁が馬にまたがり去年今年 |
19 | あうむ返しが自発話となる春よこい |
20 | 絵手紙をはみ出している猫柳 |
21 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
22 | 提げ来るは柿にはあらず烏瓜 |
23 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
24 | 水尾ひいて離るる一つ浮寝鳥 |
25 | 秋天へ届きゴンドラひと揺れす |
26 | にんげんが人間を撃ち霾れる |
27 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
28 | 雛飾りつつふと命惜しきかな |
29 | ものの芽のあらはれ出でし大事かな |
30 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
31 | 二江の間に春寒きかな桂林 |
32 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
33 | 花の下揃ひて箸を割りにけり |
34 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
35 | 冬人足みな立ちあがる灰神楽 |
36 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
37 | 枝々の紅さす桜初詣 |
38 | 小鳥来て俳句一つを落しゆく |
39 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
40 | 灯の中に灯の育ちおり夜半の春 |
41 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
42 | てのひらの隕石の匂ひ秋の昼 |
43 | 蛇衣を脱ぎまつさきに家に来る |
44 | 小流れに春足音の矍鑠す |
45 | 原発の無臭無音や敷松葉 |
46 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
47 | ほうれん草つめたリュツクヘ妊る |
48 | 人生の構図決まらず秋灯下 |
49 | 繭玉が咲いて用なき男来る |
50 | 窓に他人の屋根また迫る朝の紅茶 |
2024年9月21日 13時42分更新(随時更新中)