現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年1月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
2 | 春寒や貝の中なる桜貝 |
3 | 霜柱俳句は切字響きけり |
4 | 春尽きて山みな甲斐に走りけり |
5 | 勾玉の小さき干菓子冬の宿 |
6 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
7 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
8 | 急ブレーキの音に罅入る初氷 |
9 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
10 | 八月や六日九日十五日 |
11 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
12 | 寒梅の紅ほぐれゆく力かな |
13 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
14 | 白炎天鉾の切尖深く許し |
15 | 葱食べて水底のしづけさにをり |
16 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
17 | 歩み来し人麦踏をはじめけり |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | 空駈けてゆく天牛の鎧武者 |
20 | 鮟鱇の天下御免とぶら下がる |
21 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
22 | 天よりもかがやくものは蝶の翅 |
23 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
24 | 月冴ゆる一度は見たき棺造り |
25 | 行く方にまた満山の桜かな |
26 | 老人の冬木といふは樫のこと |
27 | 一茶忌や父を限りの小百姓 |
28 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
29 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
30 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
31 | 寒落暉その淋しさを食い繋ぐ |
32 | 秋爽や赦すと口にしただけで |
33 | 病歴ががらんがらんと冬の坂 |
34 | 共に泳ぐまぼろしの鱶僕のやうに |
35 | てふてふひらひらいらかをこえた |
36 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
37 | 身の奥の滝けぶらせて君が来る |
38 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
39 | あの人にかぎってという白障子 |
40 | まだ凍てぬブーケ残されただ雪野 |
41 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
42 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
43 | 栗食むや若く哀しき背を曲げて |
44 | ソムリエのエプロン長し蟾蜍 |
45 | 海に出て木枯帰るところなし |
46 | 恋雀ねぎごと詰まる風化仏 |
47 | たんぽぽや長江濁るとこしなへ |
48 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
49 | 花に句に睨めて狂うぞ鬼懸りなる |
50 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
2024年9月26日 08時32分更新(随時更新中)