現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年11月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
3 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
4 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
5 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
6 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
7 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
8 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
9 | 初ひばり胸の奥處といふ言葉 |
10 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
11 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
12 | 三日月がひかれば女うそをつく |
13 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
14 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
15 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
16 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
17 | 一片のパセリ掃かるる暖炉かな |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 星空へ店より林檎あふれをり |
20 | 野に消える雉の繊細さに勝てぬ |
21 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
22 | 分け入つても分け入つても青い山 |
23 | 小雪や一対の肺持ち歩く |
24 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
25 | 倖せはぶらりそんな初夏の午後 |
26 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
27 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
28 | 藍浴衣夜風自在に家通る |
29 | あの時のあの顔のまくわうり |
30 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
31 | 小流れに春足音の矍鑠す |
32 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
33 | 綿虫や故郷があり淋しいぞ |
34 | 若水を生まれる前の母が汲む |
35 | こほろぎや病窓よりは灯のとどかぬ |
36 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
37 | 漁るや白雨さなかもその後も |
38 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
39 | 夕方の影あいまいに春障子 |
40 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
41 | 春めきてものの果てなる空の色 |
42 | 臥るときのてのひら白く春逝けり |
43 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
44 | アイスコーヒー来てミーティング中断す |
45 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
46 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
47 | 日脚伸ぶ雀班にばかり陽の当る |
48 | オリオンの盾新しき年に入る |
49 | その中に崩落の音花カンナ |
50 | 眞赤に塗つて日暮れ手洗う塗裝工 |
2024年9月23日 14時22分更新(随時更新中)