現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年2月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 蒙古馬同じ銀河と眠るらむ |
2 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
3 | いつぽんの冬木に待たれゐると思へ |
4 | 拝みたき卒寿のふぐり春の風 |
5 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
6 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
7 | 百舌鳥猛けて暁さむき国ありき |
8 | 夕桜折らんと白きのど見する |
9 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
10 | イトウ魚の学名ペリー夏の雲 |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
13 | 冬深し柱の中の濤の音 |
14 | 絵手紙をはみ出している猫柳 |
15 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
16 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
17 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
18 | 凩や海に夕日を吹き落す |
19 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
20 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
21 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
22 | ルノアルの女に毛糸編ませたし |
23 | 流氷の哭くだけないて光となる |
24 | いなびかり北よりすれば北を見る |
25 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
26 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
27 | 春愁の醒める間際の皮膚呼吸 |
28 | 茶碗箸数えて並ぶ雪国や |
29 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
30 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
31 | 竹踏みの素足ほてりぬ厨ごと |
32 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
33 | せんべいの紙たべてゐる子鹿かな |
34 | 若鮎の二手になりて上りけり |
35 | 海に出て木枯帰るところなし |
36 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
37 | 咲き切つて薔薇の容を越えけるも |
38 | 治虫忌や抜歯のあとの青い空 |
39 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
40 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
41 | 寒の月くるま見守る高速道 |
42 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
43 | 春の山らくだのごとくならびけり |
44 | 一針が母に繋がる針供養 |
45 | ところてん煙のごとく沈みをり |
46 | 双腕はさびしき岬百合を抱く |
47 | 忽然と地から湧き出すクロッカス |
48 | 春や昔十五万石の城下哉 |
49 | 春の砂払って穿かす嬰の靴 |
50 | ほのぼのと渚は近江初月夜 |
2024年9月24日 17時25分更新(随時更新中)