現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年9月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
2 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
3 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
7 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
8 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
9 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
10 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
11 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
12 | 賑しく見舞はれし夜のフリージア |
13 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
14 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
15 | 恙とも怠けとも見え半夏雨 |
16 | 墓洗ふみとりの頃のしぐさ出て |
17 | 金メダルその輝きに氷照り |
18 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
19 | 地を出る満月廃砲塁にわが身暮れる |
20 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
21 | しやぼんだま天が映りて窓の如 |
22 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
23 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
24 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
25 | 西鶴の女みな死ぬ夜の秋 |
26 | 芋の露連山影を正しうす |
27 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
28 | 蛍火と水に映れる蛍火と |
29 | まひまひの廻りつづけて生きてをり |
30 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
31 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
32 | 痩せて人のうしろにありし裸かな |
33 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
34 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
35 | せきをしてもひとり |
36 | 季語一つ盃二つ秋闌ける |
37 | 勇気その他ぜんぶ並べて山滴る |
38 | 桜咲くとき漂白の詩とあり |
39 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
40 | 鉄骨を四角四角に組む炎暑 |
41 | みちのくの伊達の郡の春田かな |
42 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
43 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
44 | 狐火やまこと顔にも一くさり |
45 | 月山の見ゆと芋煮てあそびけり |
46 | 物蔭に砂山の如桜あり |
47 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
48 | 凍夜この山より山と山とかさなりてあり |
49 | 愛あれば死んだふりする田螺かな |
50 | この岸にわが彳つかぎり蟹ひそむ |
2024年9月23日 22時57分更新(随時更新中)