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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2012年11月25日のデイリーキーワードランキング

1

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
2

ゆで玉子むけばかがやく花曇
3

木がらしや東京の日のありどころ
4

猫太る夢に山河も冬枯れて
5

桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな
6

ふりむかぬ大勢に射す春の日矢
7

おそるべき君等の乳房夏来る
8

炎天の遠き帆やわがこころの帆
9

木守柿老人という自覚なし
10

ものの種にぎればいのちひしめける
11

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
12

駒ケ岳凍てて巌を落しけり
13

校門を出て無口なる卒業子
14

手品師の指のマニキュア春の色
15

冷酒澄みコツプにきざす夕茜
16

泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む
17

星空へ店より林檎あふれをり
18

いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる
19

螢籠昏ければ揺り炎えたたす
20

秋日差螺旋階段下りて句座
21

女坂箱根駅伝男坂
22

芋の露連山影を正しうす
23

たましひのたとへば秋のほたる哉
24

万緑の中や吾子の歯生え初むる
25

紅葉濃き山めぐらしてゴルフ場
26

忠敬の一歩を刻む山粧ふ
27

麗しき春の七曜またはじまる
28

鳰くぐり池の面は草書体
29

初暦知らぬ月日は美しく
30

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
31

抽出しの風も替へけり更衣
32

ラグビーの頬傷ほてる海見ては
33

絵手紙をはみ出している猫柳
34

セーターの膨らみはじめ笑ひ出す
35

晩夏一峰あまりに青し悼むかな
36

観覧車此処が頂点懐手
37

寒月にひしめく石を何故去らぬ
38

蒼穹に心触れつつすだれ吊る
39

いなびかり北よりすれば北を見る
40

長男のセーター着こなし妻笑顔
41

書初めやをさなおぼえの万葉集
42

初あかりそのまま命あかりかな
43

西瓜ごろんと寝かせ関東ローム層
44

てるてる坊主くるくる廻り梅雨の明け
45

弾丸の一歩先ゆく涼しさよ
46

誰がために月は傾く梅雨菌
47

流氷や宗谷の門波荒れやまず
48

年玉をいただいてより迷い箸
49

山国の蝶を荒しと思はずや
50

棚田いま柔き穭に憩いおり


2024年9月26日 10時54分更新(随時更新中)
 

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