現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年10月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 客われをじつと見る猫秋の宵 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 夜桜やうらわかき月本郷に |
6 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
7 | 億年のなかの今生実南天 |
8 | 水枕ガバリと寒い海がある |
9 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
10 | 風立ちて月光の坂ひらひらす |
11 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
12 | 冬うらら海賊船は壜の中 |
13 | 肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 |
14 | 一生のこの時のこの雁渡る |
15 | 残り柿捥ぐきっかけが摑めない |
16 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
17 | 寒星や神の算盤ただひそか |
18 | 風立ちて星消え失せし枯木かな |
19 | この丘のつくしをさなききつね雨 |
20 | 青竹が熟柿のどれにでも届く |
21 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
22 | 霜降や小木なりに岩根抱く |
23 | 稲刈りの昼餉銀行員が来る |
24 | 山川に高浪も見し野分かな |
25 | 雪残る頂き一つ国境 |
26 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
27 | 不死鳥の言葉が似合うひばりの忌 |
28 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
29 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
30 | 白山の鴾色に雁帰る |
31 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
32 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
33 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
34 | 鼓うてば闇のしりぞく薪能 |
35 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
36 | 猛春や素読の一と日となりにけり |
37 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
38 | 星空へ店より林檎あふれをり |
39 | 抽きんでてさびしからずや初紅葉 |
40 | 白壁の余白残して蔦紅葉 |
41 | コスモスを拔けてゆくまで見送りぬ |
42 | ねんねこの中で歌ふを母のみ知る |
43 | 秋づきし母の嶺負ひし檜挽き |
44 | 秋灯すどこの部屋にも夫居りて |
45 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
46 | 大雪は豊作なりし柏手打つ |
47 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
48 | ひとり子の帽子奪わる麦畠 |
49 | てんとうむしだまし大きな錠かかり |
50 | 春夕燒までのヘッセの庭仕事 |
2024年9月20日 06時26分更新(随時更新中)