現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年9月4日のデイリーキーワードランキング
1 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2 | 三日月やこの頃萩の咲きこぼれ |
3 | 野分過ぎ最初に息をするうさぎ |
4 | 一日もの云はず蝶の影さす |
5 | をみなえし又きちかうと折りすすむ |
6 | 棹さして月のただ中 |
7 | 梨の花郵便局で日が暮れる |
8 | 昼顔のほとりによべの渚あり |
9 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
10 | 露万朶万朶の天の闇を統ぶ |
11 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
12 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
13 | 棘のない薔薇買っている さみしい |
14 | 庭隅の幹に日のある二日かな |
15 | 咳をしても一人 |
16 | 木雫は雨より太し青楓 |
17 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
18 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
19 | 海に出て木枯帰るところなし |
20 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
21 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
22 | 乳房渡すも命渡さず鵙高音 |
23 | ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき |
24 | 他界より来てまた帰る生姜売り |
25 | 竹やぶに鳥料理人あいにけり |
26 | 墓のうらに廻る |
27 | 米袋ひらいて吹雪みせてあげる |
28 | 星空へ店より林檎あふれをり |
29 | 一山の霊気を囲む木の芽かな |
30 | ひたと冬見て馬ら秩父市往来す |
31 | 十二月八日かがみて恥骨あり |
32 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
33 | せきをしてもひとり |
34 | 千の手の一つを真似る月明かり |
35 | ずぶぬれて犬ころ |
36 | 春の風どこかで鬼が泣いてゐる |
37 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
38 | 秋晴の何処かに杖を忘れけり |
39 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
40 | 魚藍坂老舗海苔店夏暖簾 |
41 | 噴水は夏目雅子のようであり |
42 | 夏惜しむ岩場に残る潮だまり |
43 | 伏せ字より幽かに洩るる時雨音 |
44 | あきつ舞ふ 野は一面の無重力 |
45 | シナノキの実が袖を引く家路かな |
46 | 桃のなか別の昔が夕焼けて |
47 | 霧冷の足首頼りなく待てり |
48 | 春の月悲しみ癒す象に似て |
49 | 蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日 |
50 | 夕花野これより先は姥捨山 |
2025年8月28日 18時37分更新(随時更新中)