現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年3月5日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 酔芙蓉女形の蛇の通りけり |
3 | 阿修羅像は美少年なり酔芙蓉 |
4 | 籐椅子や家に孤島のあるごとし |
5 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
6 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
7 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
8 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
9 | 冬灯一つの壺に影二つ |
10 | 三椏の花それぞれに岐路あれど |
11 | 大地いましづかに揺れよ油蟬 |
12 | 春雷や暗き廚の桜鯛 |
13 | 清明や街道の松高く立つ |
14 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
15 | 泳ぎより歩行に移るその境 |
16 | 咳込んで唯ふれてみる黄水仙 |
17 | 老境の静謐といふ梅日和 |
18 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
19 | 友の死をゆさぶるごとく海胆すする |
20 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
21 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
22 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
23 | 羅や人悲します恋をして |
24 | おとといが行方不明でホーホケキョ |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | ロダンの首泰山木は花えたり |
27 | あした行く方より聞こゆ春の雷 |
28 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
29 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
30 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
31 | 人柱跡の南蛮煙管かな |
32 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
33 | 卵割るように銀河を渡りけり |
34 | 返り花きらりと人を引きとどめ |
35 | 啓蟄の庭を大きく掃きにけり |
36 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
37 | 啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる |
38 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
39 | ミモザ咲く昨日とちがう風のあり |
40 | 艶聞に片耳ふさぐアマリリス |
41 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
42 | 水面に油紋のみどり蝉の昼 |
43 | 白藤の散りし大地を風迷う |
44 | 鮟鱇の面構えして世を渡る |
45 | 胸そらしそのまま染井吉野かな |
46 | 雪形の代馬夜毎沢下る |
47 | 色鳥来爺さん婆さんぱりっとす |
48 | 神前に日だまりがあり寒の山 |
49 | 菱餅やまつわることももう少し |
50 | 蟬時雨子は担送車に追ひつけず |
2024年9月26日 01時10分更新(随時更新中)