現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年3月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 鳴くならば満月になけほととぎす |
2 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
3 | 雪散るや千曲の川音立ち来り |
4 | 夢二館 れんげつつじが瞬いて |
5 | 八方の嶺吹雪をり成人祭 |
6 | 芹に水早し一揆譚みづみづし |
7 | ひと休みひと休みの杖 さくら咲く |
8 | やわらかくなるまで花の下に居る |
9 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
10 | 釈迦牟尼も結跏趺座解く春の昼 |
11 | 淡雪と業務日誌に書き添へる |
12 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
13 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
16 | 一日もの云はず蝶の影さす |
17 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
18 | 素つ裸太平洋を笑ひけり |
19 | 蚯蚓なくあたりへこごみあるきする |
20 | 夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり |
21 | 蓬頭に春のスピカを給はりし |
22 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
23 | 船底に耳当ててきし夏帽子 |
24 | まっすぐに冬空へ発つ火葬の煙 |
25 | ゴム毬に昔へそあり文化の日 |
26 | 抗うて風の容ちになる薄氷 |
27 | 甘草の芽のとびとびのひとならび |
28 | 五里山焼く遷宮の萱育てむと |
29 | 春の陽の海を離るるひとゆらぎ |
30 | アンコール曲ハミングはみんぐ 虫すだく |
31 | 羽ばたきのあとさみどりの潦 |
32 | ふへふへと花の根元の酔っ払い |
33 | 余花の雨かの人に会うためほしい |
34 | 少年の遠まなざしや日脚のぶ |
35 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
36 | 春愁を宥めるように墨を磨る |
37 | 光源は轢かれたままのキタキツネ |
38 | 書簡集の一隅湧水のごとく |
39 | 水澄みて雲流れゆく梓川 |
40 | 鳥巣立つ後は腑抜けのさざ波に |
41 | 全山の枯木となりし静かかな |
42 | ひと揺れに消ゆる色とも冬ざくら |
43 | 紙風船吹けば心もふくらめる |
44 | ものの芽のほぐるる先の光りをり |
45 | 擬宝珠の花散り尽し一揆村 |
46 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
47 | 海に出て木枯帰るところなし |
48 | 春の夜や女に飲ます陀羅尼助 |
49 | 元サヨク今おばさんのなまこかな |
50 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
2024年4月19日 13時16分更新(随時更新中)