現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年4月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
2 | 梁の自在の卍鳥雲に |
3 | 待つてゐる開かず踏切枯蟷螂 |
4 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
5 | ちるさくら海あをければ海へちる |
6 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
7 | むれ落ちて楊貴妃櫻尚あせず |
8 | 西日照りいのち無惨にありにけり |
9 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
10 | 煮えきらぬ性の海鼠を見てゐたり |
11 | 藍倉の陰に入りたる秋の水 |
12 | 春光や廃線決る一両車 |
13 | 葉桜の闇に烏が大欠伸 |
14 | 無職なり氷菓溶くるを見てゐたり |
15 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
16 | しんがりに昭和一桁花筏 |
17 | 冬の日や臥して見あぐる琴の丈 |
18 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
19 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
20 | チエルノブイリ夜の菫のその先に |
21 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
22 | 衣更へ逢魔が刻も華やげる |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
25 | 蝶、天の一方よりおりてきて舞う |
26 | みちのくの淋代の浜若布寄す |
27 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
28 | 雪山のたそがれにこそあこがるる |
29 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
30 | 記念樹のことしは咲かず百日紅 |
31 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
32 | 身を削がれゆく鮟鱇の眼ありけり |
33 | 七曜は無用の身です目借時 |
34 | 銀行員等朝より螢光す烏賊のごとく |
35 | 朝顔の双葉のどこか濡れゐたる |
36 | いち早く日暮るる蟬の鳴きにけり |
37 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
38 | 君たちの正論新じゃがに近い |
39 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
40 | 生命と云う時間ください花万朶 |
41 | 冬の木の今やしぶきを立つるかな |
42 | 近づけば視野をはみだす滝桜 |
43 | 障子あけて置く海も暮れきる |
44 | 種蒔いて素手の感情よみがえる |
45 | 鶯やわたし眠くて半熟卵 |
46 | 串柿の百並びたる句友の笑み |
47 | 湯気に溶けそうな心身雪見風呂 |
48 | 駱駝またたかず瞼の蠅にさへ |
49 | 満開の予感ぴつたり滝桜 |
50 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
2024年9月23日 20時39分更新(随時更新中)