現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年8月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
2 | 重ね着の中に女のはだかあり |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | ひととせはかりそめならず藍浴衣 |
5 | 億年のなかの今生実南天 |
6 | 鰯雲美しき死を夜に誓ふ |
7 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
8 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
9 | 逃げ水を追う老体の力こぶ |
10 | 林檎鈴生り八十翁の話好き |
11 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
12 | 鰯雲人を死なせてしまいけり |
13 | 鰯雲子は消ゴムで母を消す |
14 | 蝉の屍の鳴き尽くしたる軽さかな |
15 | 鰯雲人生長しとも思ふ |
16 | 虫すだくほどにちいさく紙を切る |
17 | 除夜の妻ベツドの下にはや眠れり |
18 | 雪の峰霧氷の峰と相対ふ |
19 | 畳の目粗し雪夜をかへりきて |
20 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
21 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
22 | 励ましてわがししむらよ巴里祭 |
23 | かまきりの卵嚢よりの寒暮光 |
24 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
25 | 台風の目に釘付けの写楽かな |
26 | 居酒屋のおでんで一献傾けり |
27 | 台風の靴片っぽが砂浜に |
28 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
29 | 同行二人朝すでに白犬は眠り |
30 | 木の実のごとき臍もちき死なしめき |
31 | 沙羅落花白の衿持を失はず |
32 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
33 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
34 | 異郷の蟹と真昼はげしく煮られたり |
35 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
36 | おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ |
37 | 秋立つやむかし厠に無駄ひとつ |
38 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
39 | 林檎剥くとき正面を考える |
40 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
41 | 晩夏光バットの函に詩を誌す |
42 | 山々の藍重ねたる秋思かな |
43 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
44 | のたりのたりと海は死にゆく蛍草 |
45 | かまきりの交尾は儀式空のいろ |
46 | 鰯雲故郷の竈火いま燃ゆらん |
47 | 鰯雲二人で佇てば別れめく |
48 | 鰯雲ベッドが浮上してやまぬ |
49 | 縄綯ひて夜の耳白む結氷音 |
50 | 惰眠貪る日の嫋々と春日向 |
2025年8月29日 21時00分更新(随時更新中)