現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年11月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 賀状書く心東奔西走す |
2 | 霜の墓抱き起されしとき見たり |
3 | 押分けて行けは行かるる萩の原 |
4 | 海に出て木枯帰るところなし |
5 | 退るとき紙のようなる盆踊り |
6 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
7 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
8 | か、仮に 女盛りの昼へ行く |
9 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
12 | 鎌倉右大臣実朝の忌なりけり |
13 | 少年や六十年後の春の如し |
14 | 裏がへる亀思ふべし鳴けるなり |
15 | 樹といれば少女ざわざわ繁茂せり |
16 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
17 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
18 | 苗代田を縫ふて観光馬車がゆく |
19 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
20 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
21 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
22 | 立冬のことに草木のかがやける |
23 | 初凪の切つ先となり出航す |
24 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
25 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
26 | 彼一語我一語秋深みかも |
27 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
28 | アイスホッケー眉間の傷を勲章に |
29 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
30 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
31 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
32 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
33 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
34 | テトラポッド底より梅雨の海上る |
35 | 初富士の大きかりける汀かな |
36 | 憲兵の前で滑つて転んぢやつた |
37 | 凩の果はありけり海の音 |
38 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
39 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
40 | 遠雷や幼言葉の眠り落つ |
41 | かあーと光る松を見つめてわれ有りぬ |
42 | 月光の中じゆんじゆんと時計鳴る |
43 | 逢うまでの巻いて結んで春ショール |
44 | 分け入つても分け入つても青い山 |
45 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
46 | 添いてゆく畦に飛火の曼珠沙華 |
47 | かさぶたのいまだ乾かず八月来る |
48 | 愛藏す東籬の詩あり菊枕 |
49 | づかづかと来て踊子にささやける |
50 | そよかぜや花びらが持つ記憶 |
2024年9月20日 05時30分更新(随時更新中)