現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年5月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 清明や街道の松高く立つ |
5 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
6 | 笹鳴やつゝがなき日の衣を縫ふ |
7 | GWの窓からピアノ飛びだした |
8 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
9 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
10 | 瑠璃沼に滝落ちきたり瑠璃となる |
11 | 朧夜の母ひらかなのやうに老い |
12 | 分け入つても分け入つても青い山 |
13 | 純白は散る瞬間の花の色 |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | おそるべき君等の乳房夏来る |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
18 | 枯野はも縁の下までつづきをり |
19 | 枯蓮にかぶさる競馬新聞紙 |
20 | ながあめの祖國の異國下痢はやる |
21 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
22 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
23 | 城門に背筋をのばし桜守 |
24 | ものの種にぎればいのちひしめける |
25 | 青葉闇病院坂の長いこと |
26 | 冬深みゆくほど旨き底魚 |
27 | 涅槃図やそこらあたりに脱衣かご |
28 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
29 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
30 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
31 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
32 | 出刃を呑むぞと鮟鱇は笑ひけり |
33 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
34 | 夏果ての波くるぶしを軽くせり |
35 | いちまいの皮の包める熟柿かな |
36 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
37 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
38 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
39 | あをあをと空を残して蝶分れ |
40 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
41 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
42 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
43 | 残月低く聴かずや李徴が風の如きを |
44 | 星屑や鬱然として夜の新樹 |
45 | 考える人は考え昭和の日 |
46 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
47 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
48 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
49 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
50 | 霧月夜美して一夜ぎり |
2024年9月26日 07時36分更新(随時更新中)