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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年9月26日のデイリーキーワードランキング

1

某は案山子にて候雀どの
2

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
3

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
4

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
5

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
6

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
7

船笛やすずなすずしろ朝の家
8

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
9

流れ行く大根の葉の早さかな
10

ピストルがプールの硬き面にひびき
11

金亀子 擲つ闇の 深さかな
12

瀧落ちて群青世界とどろけり
13

赤い椿白い椿と落ちにけり
14

春や昔十五万石の城下哉
15

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
16

六月を奇麗な風の吹くことよ
17

五月雨や起上がりたる根無草
18

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
19

人体冷えて東北白い花盛り
20

冬蜂の死にどころなく歩きけり
21

いつまでも留守の鳥の巣あわき比良
22

をりとりてはらりとおもきすすきかな
23

降る雪や明治は遠くなりにけり
24

ひとつずつしがらみ消える彼岸明け
25

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
26

算術の少年しのび泣けり夏
27

一村を動かしてゐる稲穂波
28

いぼむしり言葉尽くして疎まれし
29

芋の露連山影を正しうす
30

秋の水自在に彩を得て愛し
31

滝落ちて群青世界とどろけり
32

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
33

徳利の口まつくらや稲穂波
34

万緑の中や吾子の歯生え初むる
35

かりかりと蟷螂蜂の皃を食む
36

海に出て木枯帰るところなし
37

ちるさくら海あをければ海へちる
38

いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる
39

灰色の象のかたちを見にゆかん
40

春風や闘志いだきて丘に立つ
41

青蛙おのれもペンキぬりたてか
42

蒲公英のかたさや海の日も一輪
43

夕爾詩集なかばに冬の灯がともる
44

翅あらば今たたみ頃夕端居
45

体育祭雲押し上げる熱気あり
46

老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも
47

木賊刈るや雪のにほひの絶縁状
48

ラグビーの頬傷ほてる海見ては
49

コーヒー店永遠に在り秋の雨
50

七夕竹借命の文字隠れなし


2024年9月26日 21時15分更新(随時更新中)
 

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