現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年2月5日のデイリーキーワードランキング
1 | さくらさくらいろとりどりにさく孟母 |
2 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
3 | くもることわすれし空のひばりかな |
4 | 冬日向小石裏返してやりぬ |
5 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
6 | 地卵のざわめきてをり春立ちぬ |
7 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
8 | 雪山に雪の降り居る夕かな |
9 | ちるさくら海あをければ海へちる |
10 | 形なき子を連れあそぶ秋の山 |
11 | 雪の日の浴身一指一趾愛し |
12 | 東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪 |
13 | 揚羽より速し吉野の女学生 |
14 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
15 | 日あたって来ぬ綿入の膝の上 |
16 | 箒目の匂いのままの夏木立 |
17 | 海に出て木枯帰るところなし |
18 | 鮟鱇のよだれの先がとまりけり |
19 | おのづから俳は人なりこぞことし |
20 | 雉鳴くやけんもほろろに姿消す |
21 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
22 | 黙想の谷ぐんぐんと黄葉せり |
23 | 難民の眸をして駝鳥は汚れおり |
24 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
25 | 母在りし夕べ偲べり冬至粥 |
26 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
27 | 探梅やみささぎどころたもとほり |
28 | いろいろの枕の下を野分かな |
29 | 体内のため息抜いて鬼やらい |
30 | 悪相の魚は美味し雪催 |
31 | 地に低く幸せありと福寿草 |
32 | 喫泉に顔打たす人を裏切るべく |
33 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
34 | 若わかしい不安ポケットに鳥の縫取り |
35 | 隠の飴の数だけ人攫い |
36 | 幻聴のにぎやかすぎる枯木山 |
37 | めきめきと蛇が鳥呑むはやさかな |
38 | 愛鳥週間人も緑にまみれゐて |
39 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
40 | 向日葵の滾り汝も吾も他生の血 |
41 | 丹澤や曼珠沙華から暮れなずむ |
42 | たかんなの光て竹となりにけり |
43 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
44 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
45 | 自在鉤名残の月に吊られけり |
46 | 水郷の闇を押し上げ牛蛙 |
47 | 月光のやがて聖徳太子かな |
48 | 八月十五日人差指が我をさす |
49 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
50 | 雲海や鷹のまひゐる嶺ひとつ |
2024年9月27日 01時15分更新(随時更新中)