現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年4月3日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 散り際を覚悟の如し八重桜 |
3 | あさまらのめでたき春となりにけり |
4 | 秋暑し戦後吾に馴る跼みぐせ |
5 | 着ぶくれてきりまんじゃろにあこがるる |
6 | 初夢は獏に食はれてしまひけり |
7 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
8 | あをあをと空を残して蝶分れ |
9 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
10 | 清明や街道の松高く立つ |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 海に出て木枯帰るところなし |
13 | 秋の航一大紺円盤の中 |
14 | 心中に師なく弟子なくかすみけり |
15 | かげろふの中へ婚の荷運ばるる |
16 | 初時雨黄泉路の君の聲として |
17 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
18 | 寒月光ゆれゆきなやむ肥車 |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | 葉桜や寡黙は男の美学なり |
21 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
22 | 橋ふたつ越えたあたりの薄暑光 |
23 | 百疊を斜めに走る山の蟻 |
24 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
25 | 冬枯の中を流るる水の照り |
26 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
27 | 葉桜や水は蔭りへ行きたがり |
28 | 優雅に受ける 黄金象嵌の目の殺気 |
29 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
30 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
31 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
32 | アベ・マリア野に蒲公英の乳溢れ |
33 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
34 | いなびかり北よりすれば北を見る |
35 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
36 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
37 | 幼児の臍愛らしきビキニかな |
38 | 楼門の丹塗り滴る椎若葉 |
39 | この道しかない春の雪ふる |
40 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
41 | モナリザの声の生るる 麦の秋 |
42 | ワタクシが私を生きるカンナ緋に |
43 | 風の貌して風の盆より帰る |
44 | 老年や夢のはじめのすみれ道 |
45 | 雪の灯へどの樹も向けり物語 |
46 | 巻尺の伸びて縮んで蝶の昼 |
47 | 修司忌の気ままな雨となりにけり |
48 | 曼珠沙華落暉も蘂をひろげけり |
49 | 夕闇や冬の噴水溶けゆけり |
50 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
2024年9月21日 01時46分更新(随時更新中)