現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月24日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
3 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
6 | 冬薔薇や賞与劣りし一詩人 |
7 | さうめんや妻は歌舞伎へ行きて留守 |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 恋の矢はくれなゐ破魔矢白妙に |
10 | 芥川龍之介佛大暑かな |
11 | 初秋や人のうしろを風が過ぎ |
12 | 甚平や一誌持たねば仰がれず |
13 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
14 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
15 | 秋の日や姉妹異なる髪の影 |
16 | 蕗の薹おもひおもひの夕汽笛 |
17 | 濁りこそ川の力や白絣 |
18 | 鮟鱇はゆるき外套着用す |
19 | 蛇穴を出て見れば周の天下なり |
20 | 箱庭の添景となる寺に住む |
21 | 銃さげし少年匂ふ冬の磯 |
22 | 白絣荒波とほく闘へる |
23 | 街はまつりお骨となつて帰られたか |
24 | 子等とまた長き八月きりぎりす |
25 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
26 | 羅や人悲します恋をして |
27 | 木犀の香や年々のきのふけふ |
28 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
29 | 何も無き冬空が生む鳥あまた |
30 | 銀漢やいでゆ流るる山の原 |
31 | 藍の花甕はイランの大きさに |
32 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
33 | みしみしと夏日厖大な箸ほろぶ |
34 | 東山回して鉾を回しけり |
35 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
36 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
37 | しぐるるや駅に西口東口 |
38 | 泉の底に一本の匙夏了る |
39 | あかつきの機関車となる大毛虫 |
40 | 色町や真昼しづかに猫の恋 |
41 | 己が羽くわえて歩く羽抜鶏 |
42 | 鵯のこゑ小枝を落しゆくごとし |
43 | 頭の中で白い夏野となつている |
44 | 一日を使ひきつたる夏椿 |
45 | 鯉死んで暮春の男乾きけり |
46 | ささくれだつ消しゴムの夜で死にゆく鳥 |
47 | 山陰に夢一つ青鷺と決める |
48 | 喪服着て七夕竹の裏通る |
49 | 磯鷲はかならず巌にとまりけり |
50 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
2024年4月25日 07時58分更新(随時更新中)