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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2013年7月8日のデイリーキーワードランキング

1

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
2

いなびかり北よりすれば北を見る
3

水の地球すこしはなれて春の月
4

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
5

桐一葉日当りながら落ちにけり
6

滝落ちて群青世界とどろけり
7

赤い椿白い椿と落ちにけり
8

薄氷の吹かれて端の重なれる
9

暗黒や関東平野に火事一つ
10

戦争が廊下の奥に立つてゐた
11

金剛の露ひとつぶや石の上
12

跳箱の突手一瞬冬が来る
13

日と月のごとく二輪の寒椿
14

外にも出よ触るるばかりに春の月
15

暗黒や 関東平野に 火事一つ
16

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
17

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
18

すれちがい移り香残し秋袷
19

咳をしても一人
20

雀らも海かけて飛べ吹流し
21

冬蜂の死にどころなく歩きけり
22

一対か一対一か枯野人
23

鰻の日なりし見知らぬ出前持
24

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
25

万株の菖蒲に抱かれ身を余す
26

土手を外れ枯野の犬となりゆけり
27

をりとりてはらりとおもきすすきかな
28

庭石に梅雨明けの雷ひびきけり
29

別るるや夢一筋の天の川
30

咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃
31

青空や花は咲くことのみ思ひ
32

螢獲て少年の指みどりなり
33

花吹雪いづれも広き男の胸
34

坂東太郎荒川次郎と土手蒼む
35

春雷や胸の上なる夜の厚み
36

入れものが無い両手で受ける
37

鳥雲に妻なきあとの遠目癖
38

誰彼もあらず一天自尊の秋
39

のうぜんの花のかるさに頼みごと
40

母と寝る一夜豊かに虫の声
41

青蛙おのれもペンキぬりたてか
42

勇気こそ地の塩なれや梅真白
43

緑陰をよろこびの影すぎしのみ
44

日本海に稲妻の尾が入れられる
45

過疎の子に山あり川あり栗くるみ
46

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉
47

うろたへて母の影ふむ小暑なり
48

燃えさかり筆太となる大文字
49

草むらも酷暑の夜勤もみな苛立ち
50

ロダンの首泰山木は花えたり


2024年4月19日 20時28分更新(随時更新中)
 

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