現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年12月15日のデイリーキーワードランキング
1 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
2 | さらしくじら人類すでに黄昏て |
3 | をのこ子の小さきあぐら年新た |
4 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
7 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
8 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
9 | あまえる形の髪きらきらと肉食す |
10 | 海に出て木枯帰るところなし |
11 | ぬっと太腿かなかなしぐれかな |
12 | 岩風呂や木賊にかかる夕陽見て |
13 | はつゆめの半ばを過ぎて出雲かな |
14 | 庭隅の幹に日のある二日かな |
15 | たばしるや鵙叫喚す胸形変 |
16 | 茄子焼いて腹式呼吸していたり |
17 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
18 | 生栗ひとつ昔日の兵眼をひらき |
19 | 玉の如き小春日和を授かりし |
20 | サハリンへさようならの碑風花す |
21 | ぽかんとぽんかん誰からも忘れられ |
22 | 水枕ガバリと寒い海がある |
23 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
24 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
25 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
26 | 初暦知らぬ月日は美しく |
27 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
28 | 天の川わたるお多福豆一列 |
29 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
30 | 逢うまでの巻いて結んで春ショール |
31 | 露の山川母郷とよびて亡びむか |
32 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
33 | 香まみれの黄ばら黒ばら誰に逢はむ |
34 | 眼前にヨツト傾く一人旅 |
35 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
36 | 白地着てダミアの暗き声を聴く |
37 | 水鳥のしづかに己が身を流す |
38 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
39 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
40 | 一人居は旅の気易さ枯野光 |
41 | おしろいの花の菩薩に抱へらる |
42 | 藤の棚子どもの声の透きとおり |
43 | 水底に昼夜を分ち冬の鯉 |
44 | 水底に木の葉重なりしぐれけり |
45 | 靴下の穴におやゆび天の川 |
46 | ときめきて若葉マークの医師に会う |
47 | 猪が来て空気を食べる春の峠 |
48 | 羽抜鶏腹式呼吸してをりぬ |
49 | ひとづまにゑんどうやはらかく煮えぬ |
50 | 形骸の旧三高を茂らしめ |
2024年4月24日 13時14分更新(随時更新中)