現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年12月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
3 | 寒波急日本は細くなりしまま |
4 | 芋の露連山影を正しうす |
5 | 旧紙幣いちまい残し漱石忌 |
6 | 漱石忌猫に食はしてのち夕餉 |
7 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
8 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
9 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
10 | なびく秋草地を踏みしめて顔合す |
11 | 利根川の大きうねりや冬霞 |
12 | 小つづみの血に染まり行く寒稽古 |
13 | ああ小春我等涎し涙して |
14 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
15 | 全長のさだまりて蛇すすむなり |
16 | アプレゲールと呼ばれた人と冬日向 |
17 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
18 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
19 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
20 | 笹鳴きに福耳一つ吊しおく |
21 | その冬木誰も瞶めては去りぬ |
22 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
23 | 寒い指立てて東京タワー消す |
24 | 愛される藪蚊は六義園育ち |
25 | 某は案山子にて候雀どの |
26 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
27 | 白桃も月の暈をも傷つけたり |
28 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
29 | 追憶のひとつひとつや蕎麦の花 |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | 帚木のそよぎなんなく忘れをり |
32 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
33 | セーターの膨らみはじめ笑ひ出す |
34 | ものの種にぎればいのちひしめける |
35 | 立冬のことに草木のかがやける |
36 | 獅子頭置かれるいつのまに茶の花 |
37 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
38 | 来年の思い募らせ日記買う |
39 | 初詣響く太鼓の音清か |
40 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
41 | 凩の果はありけり海の音 |
42 | 空っ風町中みんな無口にす |
43 | 音絶えしこの音が雪降る音か |
44 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
45 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
46 | 明るさは海よりのもの野水仙 |
47 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
48 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
49 | 馬肉より闌けし春夜が天井に |
50 | 雲の上に立山すわる春日かな |
2025年8月27日 21時33分更新(随時更新中)