現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
4 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
5 | ラグビーの頬傷ほてる海見ては |
6 | 粉屋が哭く山を駈けおりてきた俺に |
7 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
8 | また一人遠くの芦を刈りはじむ |
9 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 稲妻や生血したたるつるし熊 |
12 | 浜で裸になり松の花より若い妻 |
13 | 馬の尻の綺麗に割れて菫咲く |
14 | 苗代の青や近江は真つ平ら |
15 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
16 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
17 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
18 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
19 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
20 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
21 | 栃木にいろいろ雨のたましいもいたり |
22 | おそるべき君等の乳房夏来る |
23 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
24 | 銃さげし少年匂ふ冬の磯 |
25 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
26 | 寝れば広きわが胸を打つ野の薫風 |
27 | 寝るまでに桜大きな樹になって |
28 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
29 | もろもろのしがらみ付けて太る牡蛎 |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
32 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
33 | かたまつて薄き光の菫かな |
34 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
35 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
36 | 野菊道数個の我の別れ行く |
37 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
38 | すなあらし私の頭は無数の斜面 |
39 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
40 | 穀象の群を天より見るごとく |
41 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
42 | 枯木立月光棒のごときかな |
43 | 鑑真の目を玉虫の走りけり |
44 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
45 | 綺羅星は私語し雪嶺これを聴く |
46 | ものの種にぎればいのちひしめける |
47 | 誘拐さみし苗代に着き児にパンを |
48 | 柿うるる夜は夜もすがら水車 |
49 | 着ぶくれて海山ともに平らなり |
50 | 青芦原母はと見れば芦なりけり |
2024年9月24日 19時37分更新(随時更新中)