現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
2 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
3 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
4 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
5 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
6 | 入れものが無い両手で受ける |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | エプロンに摘み溜めてゐる若菜かな |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | でで虫が桑で吹かるる秋の風 |
12 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | せきをしてもひとり |
15 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
16 | 凩や海に夕日を吹き落す |
17 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
18 | 日当りて蜂のエンジン唸り出す |
19 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
20 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
21 | 稲滓火の見守る田の神水の神 |
22 | 紫蘇濃ゆき一途に母を恋ふ日かな |
23 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
24 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
25 | 雪の夜の画集展けば鳥柱 |
26 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
27 | たらちねの母の乳房や布袋草 |
28 | 箒木に秋めく霧の一夜かな |
29 | 過客のごと鬣なびく冬怒涛 |
30 | 凩の果はありけり海の音 |
31 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
32 | 沢庵の石の落ち着く寒暮かな |
33 | 樹氷林青きクルスを隠し持つ |
34 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
35 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
36 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
37 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
38 | 幾曲りして見え初めし夏の峰 |
39 | 千の虫鳴く一匹の狂ひ鳴き |
40 | 登校の子の歓声は春の雪 |
41 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
42 | 獅子舞は入日の富士に手をかざす |
43 | 死ぬときは着のみ着のまま寒からん |
44 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
45 | 腹空くは楽しきことよ十日夜 |
46 | 一月の川一月の谷の中 |
47 | 音ならぬ音の聞こえし霜夜かな |
48 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
49 | さきみちてさくらあをざめゐたるかな |
50 | 飲めるだけのめたるころのおでんかな |
2024年4月27日 21時07分更新(随時更新中)