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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2021年2月20日のデイリーキーワードランキング

1

秋風や屠られに行く牛の尻
2

トランペットの一音♯して芽吹く
3

葉桜の下帰り来て魚に塩
4

春蘭の花とりすつる雲の中
5

治虫忌や抜歯のあとの青い空
6

虹二重神も恋愛したまへり
7

秋蝶の驚きやすきつばさかな
8

ポケットに春を匿っている筈だ
9

悪相の魚は美味し雪催
10

初冬の竹緑なり詩仙堂
11

火口跡動悸の残る枯どぐい
12

両輪に光廻して早春譜
13

春の水とは濡れてゐるみづのこと
14

月の川帯は氷りて長持に
15

かたまつて薄き光の菫かな
16

冬日燦津軽の色に戦慄す
17

たそかれの菜の花メール受信中
18

咲き満ちてこぼるる花もなかりけり
19

憂鬱の真ん中を来る初燕
20

菊分つなくてはならぬ義理人情
21

冗談にさわりし虎魚買わさるる
22

なんと気持ちのいい朝だろうああのるどしゅわるつねっがあ
23

秋風やひとさし指は誰の墓
24

梅二月ひかりは風とともにあり
25

写生子の向きそれぞれに風薫る
26

晩学の先は読めねど夏の月
27

土塊を一つ動かし物芽出づ
28

春雷の窓より光る雪の粒
29

追伸に春一番と俳句馬鹿
30

太陽へゆきたし芥子の坂を登り
31

処女地の中墓標にあらず妻佇てる
32

桜蕊降る少年の深き眉
33

鶏頭に鶏頭ごつと触れゐたる
34

陳列の低き駄菓子屋日脚伸ぶ
35

光堂より一筋の雪解水
36

一山の霊気を囲む木の芽かな
37

梅咲けり地球の裏に誰か居て
38

鷹のつらきびしく老いて哀れなり
39

障子しめて四方の紅葉を感じをり
40

三伏の穢に鳴く荒鵜かな
41

日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり
42

ごんぼねずみ山影淡くなるばかり
43

梨咲くと葛飾の野はとの曇り
44

日本に俳諧ありて亀鳴きぬ
45

大寒の光塵として糞まりぬ
46

かざぐるま風を忘れて戻り来る
47

セーラー服が帳場にかかり鮎の宿
48

鱚釣りや青垣なせる陸の山
49

しんしんと雪降る空に鳶の笛
50

朝焼の雲海尾根を溢れ落つ


2024年9月24日 02時33分更新(随時更新中)
 

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