現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
2 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
3 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
4 | 夜濯ぎの父にふたつの天の川 |
5 | 口開けて目薬をさす小春かな |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
8 | 敗戦忌蝉より多い蝉の穴 |
9 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
10 | 鵯のそれきり鳴かず雪の暮 |
11 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
12 | ところてん煙のごとく沈みをり |
13 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
14 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
15 | われが住む下より棺冬の雨 |
16 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
19 | 櫨紅葉 師の涙見し声聴きし |
20 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
21 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
22 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
23 | せきをしてもひとり |
24 | 墓のうらに廻る |
25 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
26 | 蜆蝶きらきら捨てるあやされる |
27 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
28 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
29 | 傘さしてお山開に加はれり |
30 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
31 | 向日葵や信長の首切り落とす |
32 | 南朝に与せり酸葉長けにけり |
33 | 上流の闇美しき夜振かな |
34 | をみならも涼しきときは遠を見る |
35 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
36 | 春の星こんなに人が死んだのか |
37 | 羅や水族館に鰭あまた |
38 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
39 | 花魁草庶民の道に咲いてくれ |
40 | 海に出て木枯帰るところなし |
41 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
42 | 山の端は雲をかさねる春牛蒡 |
43 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
44 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
45 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
46 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
47 | 乳母車小春の中の深ねむり |
48 | 踏み込めぬ雪の深さを眩めり |
49 | しばらくは綺羅星に酔う潮招 |
50 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
2024年9月22日 05時35分更新(随時更新中)