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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2018年1月5日のデイリーキーワードランキング

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せきをしてもひとり
2

初暦知らぬ月日は美しく
3

小寒や佛飯高く盛つてゐる
4

人日の野山一気に晴れわたる
5

あをあをと空を残して蝶分れ
6

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
7

海に出て木枯帰るところなし
8

去年今年貫く棒の如きもの
9

紅梅の紅の通へる幹ならん
10

歌留多とる皆美しく負けまじく
11

世の隅に生きて清和の天仰ぐ
12

ものの種にぎればいのちひしめける
13

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
14

水枕ガバリと寒い海がある
15

冬麗のまんなかにある床柱
16

芋の露連山影を正しうす
17

万緑の中や吾子の歯生え初むる
18

大空に羽子の白妙とどまれり
19

簡単に折れてしまひし男郎花
20

餅花を見上ぐるたびに華やぎて
21

中学生神語りおり雪積む藁
22

鳥雲に空に刷ったる青海波
23

脇宮の篝火に解く初みくじ
24

脱兎見しその夜微光の夢を見し
25

青空や花は咲くことのみ思ひ
26

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
27

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
28

霜夜にて胡桃楸邨栗波郷
29

咳をしても一人
30

白牡丹といふといへども紅ほのか
31

銃音が時雨呼び込む隠沼
32

金盞花ここを故郷かと思う
33

どうしようもないわたしが歩いてゐる
34

バスを待ち大路の春をうたがはず
35

ばうばうと長けてゐたりし余り苗
36

わが弾くに耕す土の響きかな
37

学僧の静かな歩み百日紅
38

青蛙おのれもペンキぬりたてか
39

陽の生るる峡御降の生るる峡
40

よろこべばしきりに落つる木の実かな
41

滝落ちて群青世界とどろけり
42

あいつぎて訃報のありし年暮るる
43

雪の原犬沈没し躍り出づ
44

降る雪や明治は遠くなりにけり
45

松過ぎのひとりの音に籠りたる
46

けさ秋の一帆生みぬ中の海
47

ひとり言聞く人のゐし松の内
48

鶏頭の十四五本もありぬべし
49

寒牡丹さみしさゆゑに色を増し
50

青天や白き五弁の梨の花


2024年9月26日 04時04分更新(随時更新中)
 

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