現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年12月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
2 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
3 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
4 | 眼の疼き没り陽の疼き雪稜線 |
5 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
6 | けふできて光り一日苗代田 |
7 | その冬木誰も瞶めては去りぬ |
8 | 下界はやみつばうまくて知人働らく |
9 | 深夜椿の声して二時間死に放題 |
10 | 死んでゆくものうらやまし冬ごもり |
11 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
12 | 働きて歸る枯野の爪の艶 |
13 | こほろぎやいつもの午後のいつもの椅子 |
14 | 牡丹百二百三百門一つ |
15 | 練習球亀の産卵めき積まる |
16 | 綿虫の音なく消えてあらはれぬ |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | 列島をかじる鮫たち桜咲く |
19 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
20 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
21 | せきをしてもひとり |
22 | こんなよい月を一人で見て寝る |
23 | 寒月下あにいもうとのやうに寝て |
24 | 海に出て木枯帰るところなし |
25 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
26 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
27 | 初暦知らぬ月日は美しく |
28 | 朝桜血のさらさらと流れけり |
29 | 元日の雨や静かに午後は止む |
30 | 父還る春満月に抱かれて |
31 | 狐の提灯この断崖は曽良と誰れ |
32 | ひとひとりこころにありて除夜を過ぐ |
33 | 凩や海に夕日を吹き落す |
34 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
35 | 海鼠切つて太古の水をあふれしむ |
36 | みぞるる窓荒れの烏賊火は絶ちて寝む |
37 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
38 | 鶏頭の一途に炎えて近づけぬ |
39 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
40 | あこがれの小さくなりしうまごやし |
41 | 水にあるやさしさ恐さ秋澄みぬ |
42 | しずり雪いつもの道のいつもの木 |
43 | シクラメン弱きひかりの華やげり |
44 | 馬肉より闌けし春夜が天井に |
45 | 雪国雪はじめおわりのなきごとく |
46 | 良寛堂ひとりやだれの杉鉄砲 |
47 | 立春の米こぼれをり葛西橋 |
48 | われの星燃えてをるなり星月夜 |
49 | 真贋の森にいろいろ郭公も |
50 | チューリップ百年先を塗りつぶす |
2024年9月26日 15時12分更新(随時更新中)