現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年3月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | にんげんを真っ暗にして月見草 |
3 | 旅にして昼餉の酒や桃の花 |
4 | 一を知つて二を知らぬなり卒業す |
5 | 光りつつ沖より時雨来たりけり |
6 | 冬薔薇や賞与劣りし一詩人 |
7 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
8 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
9 | 老いてゆく恋人よ葡萄棚の下 |
10 | 無為の日も余命の一日桐の花 |
11 | 老いては子に従いながらの年用意 |
12 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
13 | 軍港の空ゆく鳥や夏深む |
14 | 立腹の夫にさし出す新茶です |
15 | 海女桶のまだ濡れてゐる蝶の昼 |
16 | 人間に蟻をもらひし蟻地獄 |
17 | 老松や雲やふたりの男の香 |
18 | 老い支度秋思を真ッ先に捨てる |
19 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
20 | 老いしかと呟く日暮れ冴返る |
21 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
22 | 滔々と簡易水道山桜 |
23 | 床の蟻惑わば惑え熱を病む |
24 | 寒夜明け赤い造花が又も在る |
25 | 老松に一笛ひびく能始 |
26 | かざぐるま風を忘れて戻り来る |
27 | 老いながら鴉で通す五月盡 |
28 | 会ふ縁訣るるえにし小鳥来る |
29 | 二人乗りブランコ幾つまで漕げる |
30 | 灯をともす指の間の春の闇 |
31 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
32 | 一握の砂を滄海にはなむけす |
33 | 追分本陣は焼けて終ひし雪女郎 |
34 | 桜花十五歳の接吻遠くなり |
35 | 諍ひのあとの淋しき彼岸寒 |
36 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
37 | 花吹雪く一人の居場所探しをり |
38 | 足袋つぐやノラともならず教師妻 |
39 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
40 | ひっそりと忘れ扇の物語 |
41 | 老いたれば人より早く冬が来る |
42 | 立ちあがりくる夏汐のふぐり見ゆ |
43 | 町空のつばくらめのみ新しや |
44 | 壕に寝しひと夜の裸身拭きに拭く |
45 | 餅焼くや行方不明の夢ひとつ |
46 | 奥入瀬を拔け来し田水落しけり |
47 | 生命と云う時間ください花万朶 |
48 | 老木の芽吹き強さと優しさと |
49 | すみれ踏みしなやかに行く牛の足 |
50 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
2025年8月28日 13時05分更新(随時更新中)