現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
3 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
7 | 表情にかすかな翳り草紅葉 |
8 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | せきをしてもひとり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | この家も誰かが道化揚羽高し |
13 | 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 |
14 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
15 | 一本のマツチをすれば湖は霧 |
16 | 鮟鱇鍋隅に凭れて覚めてをり |
17 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
18 | 機関車の切り離されて雪しまく |
19 | しやぼんだま天が映りて窓の如 |
20 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
21 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
22 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
23 | ふくろうに聞け快楽のことならば |
24 | 梅雨に入るははの恋しきまひるどき |
25 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
28 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
29 | 烏賊舟の数珠火かき消す秋驟雨 |
30 | 落椿なおも生き様見せにけり |
31 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
32 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
33 | 残花残照俳句は時空の座標軸 |
34 | 千年の留守に瀑布を掛けておく |
35 | 星空へ店より林檎あふれをり |
36 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
37 | 中空にとまらんとする落花かな |
38 | 水枕ガバリと寒い海がある |
39 | 炎天へ打つて出るべく茶漬飯 |
40 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
41 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
42 | ひたむきに生きてひたすら畑を打つ |
43 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
44 | パンジーの愛想笑ひの無人駅 |
45 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
46 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
47 | 春光の花舗に誕生花選ぶ |
48 | 玉の如き小春日和を授かりし |
49 | しずかなる愛です栗の渋皮煮 |
50 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
2024年9月19日 08時33分更新(随時更新中)