現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年4月18日のデイリーキーワードランキング
1 | ちるさくら海あをければ海へちる |
2 | 茄子焼いて冷やしてたましいの話 |
3 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
4 | ものの種にぎればいのちひしめける |
5 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
6 | ライターの火のポポポポと滝涸るる |
7 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
8 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
9 | 春へ”かけはし“ 藤村の濁りざけ |
10 | 大道といふ道ありて花樗 |
11 | ひょっこりとのぞく廊下の音や春 |
12 | 人間として今は在り去年今年 |
13 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
14 | 無花果は熟れずに空のがらんどう |
15 | 三月やモナリザを売る石畳 |
16 | 散り急ぐ花の生き方上手かな |
17 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
18 | 夜桜のうしろの夜をみておりぬ |
19 | もの言えといきなり冬木ゆすりおり |
20 | 現在も稚拙な愛なり氷菓を木の匙に |
21 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
22 | あさまらのめでたき春となりにけり |
23 | ぽっかりと月吐き出して森眠る |
24 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
25 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
26 | 餅搗きの男朱鳥と還り来む |
27 | 合格のメールが届く花こぶし |
28 | 白鳥百羽津軽の空を明るうす |
29 | 花あれば西行の日とおもふべし |
30 | 熟睡子の軒早乙女の母に見ゆ |
31 | おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ |
32 | 繃帯を巻かれ巨大な兵となる |
33 | 種蒔ける者の足あと洽しや |
34 | 馬酔木咲く向うで欠伸夢の僧 |
35 | 磯鷲はかならず巌にとまりけり |
36 | なにひとつもたずに鶴のかへりけり |
37 | 寒波急日本は細くなりしまま |
38 | 春寒の百済観音の裳裾かな |
39 | 雉鳴くやけんもほろろに姿消す |
40 | 西行の庵の山の五百椿 |
41 | 雨粒を零さずに萩揺れをりぬ |
42 | 音楽漂う岸侵しゆく蛇の飢 |
43 | 歳時記は疲れています花は葉に |
44 | つかの間を遊びつくして梅は実に |
45 | 座る余地まだ涅槃図の中にあり |
46 | 海峡の白菜割って十二階 |
47 | 知らいでか寅の一刻蚯蚓鳴く |
48 | 豊満の魚華やぐ中の三面鏡 |
49 | 死骸や秋風かよふ鼻の穴 |
50 | 太葱に関八州の風の音 |
2024年5月1日 03時47分更新(随時更新中)