現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年2月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
2 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
3 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
4 | 春暑し空席のない縄電車 |
5 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
6 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
7 | この道しかない春の雪ふる |
8 | 木雫は雨より太し青楓 |
9 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
10 | 小春日や緑に物縫ふ垣隣 |
11 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
12 | 柿若葉泣く子は背ナに縄電車 |
13 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
14 | ある本の海賊版や読初 |
15 | 夜の枝垂櫻方里をつめたくす |
16 | 存へて苦ふきのたう噛みをりしが |
17 | 街灯は夜霧にぬれるためにある |
18 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
19 | 砂川の砂の流れの春浅し |
20 | 佛心になれずたゆたふ吾亦紅 |
21 | 鴛鴦に月のひかりのかぶさり来 |
22 | 蝶追ふて春山深く迷ひけり |
23 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
24 | くずし字を詠まんと秋の白秋碑 |
25 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
26 | 海に出て木枯帰るところなし |
27 | 天丼の海老おし黙る秋の暮 |
28 | いぬふぐり贅沢知らず育ちけり |
29 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
30 | 銃後といふ不思議な町を丘で見た |
31 | 首吊りにみとれてガムを踏んじゃった |
32 | 頭の中で白い夏野となつてゐる |
33 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
34 | 桃の花どすんと眠る高校生 |
35 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
36 | 癌病めばものみな遠し桐の花 |
37 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
38 | 苗代の一寸二寸人老いぬ |
39 | ガリレオと呼ばれて廻る扇風機 |
40 | 邯鄲の骸透くまで鳴きとほす |
41 | 鳥兜毒持つことは静かなり |
42 | 一生の疲れのどつと籐椅子に |
43 | 森の中噴井は夜もかくあらむ |
44 | 栗食むや若く哀しき背を曲げて |
45 | をみなえし又きちかうと折りすすむ |
46 | をみならも涼しきときは遠を見る |
47 | きしきしと牡丹莟をゆるめつつ |
48 | おしろいの?げたる稚児も花まつり |
49 | 人はみな旅せむ心鳥渡る |
50 | まだ雪の暮しに慣れぬ子よいかに |
2024年4月25日 17時00分更新(随時更新中)